そう言ってあたしたちも笑った。

優は、ウチの野球部で健と2人でムードーメーカー的存在で一緒にいて楽しい人。

優と健そして和也のトリオが集まったら、ウチの班は相当盛り上がるなぁとおもった。

「あと、女子一人はどうすんの?」
優が、黒板を指差して聞いてきた。

「どうする~」
5人で悩んでたら、ひとりの女子があたしたちのところにやって来た。

「その班、一人足りないんなら愛加が入っていい?」
にぎやかに聞いてきたのは、和也LOVEの黒田愛加だった。

はっきりいって、あたしたちはあんまり愛加とかかわりがない。

にぎやかな割に静かなグループに入っててあんまり良くわかんない人・・・

けど、1つだけ分かるのは和也のことが好きってこと。

「愛加、山田さんと同じ班じゃなかったの?」