お父さんたちが出て行ってから、1ヶ月が過ぎようとしていた。

お母さんは、完全にとは行かないけど元気になって2人でも楽しい生活を送っていた。


「修学旅行の班決めをしましょうか~」
担任の、そんな声で教室がいっきにわいた。

「修学旅行かぁ~」

あたしの学校は、変わってて3年の5月という時期に修学旅行に行くことになっている。

「じゃぁ班はみんなで決めろ!一人になる人を作らないようにな!」
そう言って先生は、いすの座って目を閉じた。


「俺らはいつもの4人だよな!」
健の言葉にあたしと瑞希はうなずいた。

「うん!」

「でもさぁ、1班6人だってさぁ~」