あたしの彼氏。健二だった。

健二とは、冬休みに何人かで遊びに行ってから仲良くなって付き合い始めた。

健と和也は、最初はあたしが駅で彼氏のことを待つのに文句を言ってたけど、
健二が2人に説得して健二と学校に行くことになった。

いつものように手をつないで学校に行った。

「同じクラスだったらいいな~」

「そうだね」
そういいながら、あたしと健二が掲示板を見ると・・・

『3-2森田健二、3-5橘彩』そう書かれていた。

「ちがったね・・・」

「うん・・・」

この3年間で健二と同じクラスに一度もなれなかった。

「健二行こうぜ!」
健二の友達が、健二を誘った。