「和也は頭えらいけど、健はそんなこと言ってたら落ちちゃうんだから」

「彩こそ、人の心配してる余裕はあるんですかぁ?」
笑いながらあたしをからかう健。

「うるさい!」
そう言ってあたしは健のことをバックでたたいた。

「そうだよ健。そんなことばっかり言ってたら、女の子にもてないんだから」

「何だよ。お前は、もててるくせにかっこつけやがって」
健がむきになる。

和也は、入学した初日に5にんに告られると言うモテ男のくせに女に興味がない見たい。

「今日から3年だし、和也は絶対告られるから付き合っちゃえば?」
あたしは、和也にそういった。

「なんで?」
和也がめんどくさそうに言う。