「だから…ね?」



「あ…ぁ。」



差し出されたリリーの細い手をライルは握る。



するとリリーは弱々しくはあるが彼女らしい柔らかい笑顔を見せた。



そして、するりとライルの掌からリリーの手が抜け落ちる。



「リリー…?おい!しっかりしろよっ!」



「愚かな町娘よ。このような者と関わらなければ長く生きれたものを。」



一部始終を見ていたリバー司令官はリリーに冷たい視線を見せる。



その視線を見て、ライルのスイッチが入った。