「お前…何で!?」



ライルは草むらから出てきた人間に驚愕で瞳を開いた。



「何やってるんだ…おい!ウェンディ!」



ライルを発砲したのは、戦友で一番の信用できる人物のウェンディだった。



「すまないライルっ…だけど!俺にはお前みたいに戦う意志はないっ


お前さえ殺せれば、俺は父さんと母さんに会えるんだ!」



ライルはウェンディの話ですべてを悟った。



昨日から様子がおかしいとは思っていたが、あの司令官に何か言われたな。