『絵莉ちゃん??だっけ??』



『あ、はい。鳥居絵莉です。今日はどうしてもエイトのお姉さんとお話がしたくって』



少し伏し目がちな絵莉ちゃんは、



あたしを見て、ペコっと頭を下げた。



前に会った時よりずっと大人っぽくなって、



短かった髪も、



今ではロングのストレートが良く似合っていた。



『どうぞ、中に入って』



『ありがとうございます……なんか急にゴメンなさい…』



あたしは抱っこしていた嶺雅をベビーベットに寝かせ、



お茶を用意して、絵莉ちゃんのそばに座った。



『それで話って??』



あたしが問いかけた瞬間、



絵莉ちゃんの表情が曇ったように見えた。