少しだけ、悲しげに見えたパパの目。



あたしに向けられた優しい目。



あたしはこのパパの言葉は受け入れられないんだ。



パパの気持ちは充分すぎるくらい分かる。



それが正しいって思う気持ちもあるよ。



でも、あたしは赤ちゃんを産みたい。



りゅうとあたしの赤ちゃん。



『約束……出来るよな??』



『約束??そんなの…出来ない…』



『どうして??どうしてだい??』



『とにかく、りゅうが来たら、ちゃんと話を聞いて!!今はそれしか言えないっ…』



ゴメンね……パパ。