「おいっ!!
姉ちゃん起きろよ!!」



「うぅ〜…
痛いなぁ…」



あたしに向かって
ぬいぐるみを投げたのは
弟の舜(シュン)だった。



「遅刻すんぞ」



そう言って舜は
部屋を出ていった。



「もう…
もうちょっと
ましな起こし方
してくんないかな〜?」



と舜に当たりつつ
制服に着替えて
リビングに向かった。