睨みながら言うあたしに対して、いつも表情に出さない篤があたしを冷たい目で見た。
見下しているとでもいうのか…

とても冷たい…







殺意があるかのような…






あたしは寒気がしてその場から逃げだしたかった。
でも足が動かなくてそのままの状態でいるしかない…



「…っち…」



あたしを見ながら舌打ちをする。
今まで見たことがない篤の態度に対してすごくびっくりした。
そして篤は片手であたしの片腕を掴んで、机があることなど関係なく思いきり投げ飛ばした。

「わっ!!」






ガガガッ







「…うっ…ったぁ…」

あまりの行為にびっくりし、痛すぎて何も考えられない…
気がつくとすでに、倒れているあたしにまたがって座っていた。