家を出発する時には
三人共、顔に大きな痣が出来ていた。



でも、最悪な事に
あたしの隣には奎己と
角星が両脇にいる。



どういう事か、二人は
わざわざ転校して
今、あたしの隣に居る。


「つか、お前ら離れろよ何で一緒に登校しなきゃ
イケないわけ?」



睨みつける、あたしを
角星は何故か
ニコニコして答える。


「何でダメなの?
いいじゃん♪
俺達の誰かと結婚する
訳だし(^^)」