見事に、全部の組は
次期組長の長男を
候補として発表した。



ありえない展開に
慈郎も困惑の色を隠せないでいた。



そこに、今まで沈黙していた会長が口を開いた。


「夕陽、今日から一年、この中で一生を添い遂げる相手を決めるんだ。
これは、お前の父の遺言でもある。」


「父のですか…?」


「そうだ…。
そして、我が四神会を
より繁栄と親交の為でもあるのだ。」