確かに、会長や他の
組長達がいる前で暴れ
醜態を曝(さら)す訳には
いかねぇしな…



こいつら、あたしを
嵌(は)めやがって
絶対、徒(ただ)じゃ
済まさねぇーからな!!



煮え滾(たぎ)る気持ちを
なんとか、押さえて
大人しく座った。



「では、東の青龍組からどうぞ。」


青龍組長とニコニコ顔をした奴が徐(おもむろ)に
立ち上がると組長は、
咳払いして口を開いた。