着いた所は この辺りでも有名な 料亭だった。 朱雀組が、長年 贔屓(ひいき)にしてる 所でもある。 一周忌といっても 四神会が、一同に集まるのだから堅苦しい行事を 省いた食事みたいなものだけどな。 長い廊下を歩き 一番、角の部屋の襖を 開けた。 そこには、既に青龍組 一同の姿があった。 「青龍組長、お待たせ 致しまして申し訳 ありませんでした。」 毅然としたを崩さず 冷静に組長として 正座して、頭を下げる。