「別に、馬子にも
何とかだよ。」



いつも、こんなだ。


綺麗とか言われても
あたしの口からは否定的な言葉しか出てこない。



幼い時から世話をしてくれてた慈郎は、あたしが
見てきた馬鹿な男達とは
違うのは分かってた。



けど、いつからか全ての
男に対して、冷たく
なっていた。



男なんて、あたしには
いらない…