駅内、
ざわざわしている周りの目も気にせずに、
ずっと櫂兄の胸の中にいた。







2人の手には、同じリングが光っていた。






──・・・櫂兄のイロに、もっと染まりたくて。




大好きな、
キミのイロに。










「……そばにいるから、これからもずっと」

「…うん」














─END─