──・・・わかっていた。


『もうすぐ』
って、

あの少年に言われてから、もう予感はしていた。






白い世界は、もうあれから見ていない。
もう見たくもない。


あの世界は、
きっと自分を待ってるから。








行きたくない
行きたくない
行きたくない
逝きたくない








不安でいっぱいの胸。
聞こえるのは誰かの声。






……もうすぐだね