でも私にはたった一つ逃げ場がある。
「チャット」だ。
私のことを知らない人達とのコミュニケーション…。そこで私はさんざん本音を書いた。
今日もパソコンを開き、チャット画面を出す。私のチャット友達はミユウ、アヤ、ナツキ…。結構沢山いるが、ミユウが殆ど毎日相手してくれた。


タマミ「今日も楽しくなかった。みんな私を玩具みたいに扱ってる。サイアク、学校行きたくない、死にたい(笑)。」
ミユウ「やだよね、学校。なんでこの世にあんなものがあるんだろ。」

……

いつものように現実世界の悪口を言う。ミユウとは学校の友達や両親よりも親密になっていたのだ。