先生は…私を抱きしめてた手を離すと、

『それ…もう1回ちゃんと言って?』

…と言ってきた。

だから…

























「好き…先生の…愁志のコトが好き!!」





言ったあと、涙でグチャグチャになっている顔を上げて、愁志を見た。

愁志は…とっても落ち着いていた。








…あぁ。

私なんか、先生にとってはただの“生徒”であり“お嬢様”なんだ…

断られるんだろうな…