まっ、智子はちょろいもんだわ。



そこで気づいた。



―――って事は瑠璃の本性に気付いちゃった奴がいるんじゃない?



や、やややばいわよ!



どうしよう、どうしようー!!



と、とにかく落ち着くのよ、瑠璃。



「はあはあ…」



隣でいきなりキレてたり、頭抱えてたり、今度は息が苦しいみたいにもがいてる、クラスの人気者がいるからだろう。



智子は何も言わずに見守ろうと思った。



る、瑠璃ちゃんはちょっと気性の激しい人なんだから仕方ない!



―――半分は当たっていたのだが。