一方海では・・・
「良いのか？あんな別れ方して・・」
「いんだよ・・。」
「そうか・・ルカ姫が言うんだからいっか・・だってあいつらから見て俺達は死んでんだから」
「クスクス。そうね・・」
「っで。ルカ姫はどうして宮殿に戻ろうと？もう無いのに・・」
ルカの笑顔が一瞬で消えた
「懐かしくなっちゃって・・・」
「そうか・・」
「お母様・・お父様・・・」
ボソッと呟いた
「ルカ姫。女王様と国王様は今もルカ姫を見守ってるに違いない」
「ありがとう・・。イクト・・私、地上に帰る。イクトも来なよ・・どうせ帰る家がないんでしょ？」
「あはは。ばれてた？」
「ばればれよ。」
「帰ろうか・・」
バシャ―ン
波飛沫がした
地上を見たら３つの影があった
「皆・・。どうして？」
「ルカ！！」
「ルカ！どこ？」
「ルカ！居るなら返事して！！」
翔！拓真！健！
ピチャ・ピチャ
「誰だ！？」
唄が聞こえて来た
♪美しかった者もいずれは死ぬ人間も動物も人魚も死ぬ
命ある者すべてはいつかは消えてしまうから♪
岩陰にシルエットが浮かぶ
それは人
「ルカ？」
その影は振り返った
その足は魚みたいな尻尾が生えていた
「人魚・・・」
「人魚って存在したんだ・・・」
「ねぇ！君！！ルカ知らない？」
バシャーン
波間に消えた
と思いきやこっちに来た
「名前は？」
「・・・。」
バシャ―ン
「誰だ！」
男が立っていた
「お前はルカをさらった・・」
「さらったって人聞き悪いな～正確には海に逃がしてやった・・なんだけど」
「ルカは何処で！！」
「内緒」
「早く言え」
「これは掟にそむく行為だから言えないな」
人魚が口を開いた
「人間は愚かだ。そして儚い。だから私は人間が嫌い」
「何言ってんだ？」
「人間の命は儚いって事だよ・・・私たちにとっては羨ましいよ」
そしてまた唄い始めた
♪人魚は不老不死の存在１００年も１０００年も生きる化け物
人間は羨ましい 感情を持てて
人魚の掟も無く気ままに生きていられて
恋を出来て羨ましい♪
「切ない唄だな」
「真実を唄っているだけ・・」
「良いのか？あんな別れ方して・・」
「いんだよ・・。」
「そうか・・ルカ姫が言うんだからいっか・・だってあいつらから見て俺達は死んでんだから」
「クスクス。そうね・・」
「っで。ルカ姫はどうして宮殿に戻ろうと？もう無いのに・・」
ルカの笑顔が一瞬で消えた
「懐かしくなっちゃって・・・」
「そうか・・」
「お母様・・お父様・・・」
ボソッと呟いた
「ルカ姫。女王様と国王様は今もルカ姫を見守ってるに違いない」
「ありがとう・・。イクト・・私、地上に帰る。イクトも来なよ・・どうせ帰る家がないんでしょ？」
「あはは。ばれてた？」
「ばればれよ。」
「帰ろうか・・」
バシャ―ン
波飛沫がした
地上を見たら３つの影があった
「皆・・。どうして？」
「ルカ！！」
「ルカ！どこ？」
「ルカ！居るなら返事して！！」
翔！拓真！健！
ピチャ・ピチャ
「誰だ！？」
唄が聞こえて来た
♪美しかった者もいずれは死ぬ人間も動物も人魚も死ぬ
命ある者すべてはいつかは消えてしまうから♪
岩陰にシルエットが浮かぶ
それは人
「ルカ？」
その影は振り返った
その足は魚みたいな尻尾が生えていた
「人魚・・・」
「人魚って存在したんだ・・・」
「ねぇ！君！！ルカ知らない？」
バシャーン
波間に消えた
と思いきやこっちに来た
「名前は？」
「・・・。」
バシャ―ン
「誰だ！」
男が立っていた
「お前はルカをさらった・・」
「さらったって人聞き悪いな～正確には海に逃がしてやった・・なんだけど」
「ルカは何処で！！」
「内緒」
「早く言え」
「これは掟にそむく行為だから言えないな」
人魚が口を開いた
「人間は愚かだ。そして儚い。だから私は人間が嫌い」
「何言ってんだ？」
「人間の命は儚いって事だよ・・・私たちにとっては羨ましいよ」
そしてまた唄い始めた
♪人魚は不老不死の存在１００年も１０００年も生きる化け物
人間は羨ましい 感情を持てて
人魚の掟も無く気ままに生きていられて
恋を出来て羨ましい♪
「切ない唄だな」
「真実を唄っているだけ・・」
