記憶の中の君は
綺麗に彩られてる
記憶の中の俺は
上手に切り取られてる
愛し合ったからこその別れ
大切だからこその拒絶
そんな言葉を塗りたくられた
『真っ白な過去』を
美しいと感じるのは
極彩色の現状が目に痛いから
焼け付くまぶたの裏
記憶の中の君は泣いていた
「あなたと一緒に居たいから」
【居たいのに、痛いよ。】
「貴方が好き、好きよ」
「…ごめん。愛してる。」
ごめん、なのに、愛してるなんて。正当化以外の何者でもないのにね。すっぱり言ってやればいいよ。相手にとっても、自分にとっても。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…