雪は降らない
わかってる だから願わない

君は離れない
わかってる だから恐れない




僕らは時々
目の前のだれかを見失う

降り注ぐ雪の結晶 泪の雨
僕は君のそれを見たくないんだよ

マフラーに口元を埋める
君の真っ赤な頬
冷たい左手 暖かい右手


お願い、離れないで
凍える君を見たくないから

お願い、行かないで
君の居ない冬が痛いから





【きみなしじゃ、ぼくは】





「今年も雪は降らないな」
「…そうだね」
「来年は降るかもな、そしたら」
「無理だよ、降らない」
「え……」
「降っても、もう」





この後で彼氏が豹変するんだ。怖いなあ(*'∇`)←
彼氏は良いトコの坊っちゃんだと良い。
“君を愛してる”んじゃなくて、ホントの部分では“君を愛してる僕を愛してる”んです。


君が、君がって言いながら、結局は自分だった…ってコト。
結構あるよね。