それから庭の掃除が終わったのは、一時間後だった。


終わる頃にまたやって来て千歳零爾は、じーっとあたしを見つめて一言。



「今度は、お風呂場をお願いね?」



イヤなんて言えないあたしは、苦笑い気味に頷いたのは言うまでもなかったのだった。