「ほら、ちゃんと持つ。食わせないぞ?」






「ええ~~」





ブーブー言いながらも、りゅうは右手に箸を持つ。


「いたぁだきま」



「いただきます」






一緒に『いたたぎます』をして、卵焼きに手をつける。




「どうだ?」



俺は、料理に自信があるものの、少し心配しながら聞いた。





「おいしぃ~~」



りゅうは、パクパクと食べ進める。





「ホントか?うまい?」




「うまい!!」




りゅうはあっというまに4つも食べてしまう。





よ・・・よかった・・・

うまかったのかぁ、なんか嬉しいなぁ。



俺も、りゅうと一緒に卵焼きを食べる。