恐ろしい化け物




舌をだし涎を垂らしながら私を見る




「まじかよ;力が使えるならまだ楽勝だけどここの空間
力使えないようになってる感じだし…」



さすがに苦笑した





さてこれをどうするか?





そんな事を考えていると化け物が私目掛けて大きな爪がはえた手を振りかざす





「うおっ!!」




私は間一髪でそれをよけると化け物に走り急所を思いっきり蹴る




〔ギャオーーーーー!〕



「うわ!!
何この定番の化け物の鳴き声;」







化け物は痛かったのかよろけた
私はその隙にもう一発急所に入れると
遂に化け物は倒れ動かなくなった




「この化け物どんだけ弱いわけ??」



哀れみの目を化け物に向けていると先程までの空間はなくなり現実へと戻されていた




化け物を倒すと現実に戻れるようになってたのね





ピーー





《これから10分後にLクラス代表 対 Aクラス代表の試合を始めます。

LクラスとAクラスの代表の方は直ちに試合場へとお戻りください》




「うわっ!!やっば!!」





スッカリ忘れて本気で焦った私は私を見ている影に気づいていたものの何もしなかった












それが後でどんなに大変な事を起こすかも知らずに