「女教師の次は、学園のアイドルって、もてるねー、お前。何、気になることって告白でもされた?」

「違うし!」

わざとらしく感心したような顔をする朋兄は、俺の反論なんてまるで無視だ。

「はいはい」と小さい子をあやすようにいなされて、そのどうでもよさそうな態度にまた噛み付きたくなるけど、ぐっと我慢。


俺だって、ずっと朋兄の従兄弟やってきてるんだ。
いい加減学習する。


「秋葉。俺今日晩飯いらないから。ひとりで悪ぃけど、なんか適当に食っといて」