「……あぁ、そっか」 なんだよ、反応薄いなお前!と興奮気味の米倉には何度も肩を叩かれたけれど、俺にはそんな声以外出せそうになかった。 光と、影。 愛おしい人。 俺の写真から溢れていたものは、やはり、それだったのだろうか。 無性に、とーこちゃんに会いたいと思った。