「そういえばさ――…、」

夕美が呟く





「――ん…。」



「薪と瀧って付き合ってたんだね――…。」




――――え。


まぢで――…?







「―――…嘘…?」



「本当!」


夕美は優しく微笑んだ




なんかすごく罪悪感がある。






「初耳。何で知ってんの?」







「前、放課後に教室に鍵取りに行ったとき―。」



夕美が顔を赤く染める





ああ――!!



あのとき――…。




「俺が夕美に告白した日?」