俺は気づいたら寝てた
カツン―ッ
カツン―ッ
ヒールの音?
こんな田舎の学校にヒールで学校内を出入りしてるって言ったら―
『ドール系レディース』
薪チャンの登場かな?
でも何で―……
だんだん足音が近づいてくる
カツン―……
丁度俺の目の前で足音が止まった
俺は
咄嗟に寝てるフリした
別にしなきゃいけなかったからとかじゃなくて…
反射的に(笑)
「あ―ぁ。こんなとこに寝ちゃってさぁ」
この声はやっぱり
薪だ
「襲われちゃうよ?」
え――?
薪――?
薪が俺のメッシュの髪をとくように触れた
そして薪が俺を跨いで…
唇が触れた――?
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