そんなことを思ってると、
もう夜の七時を過ぎていた。


もうそろそろ、お待ちかねの
夕食の時間!!


やっとこの階から幸人がいなくなる
時間



あたしは、別におなかは減ってないし
部屋に山ほどのお菓子があるから


大丈夫!!


バン!!!


ドアがしまった。



って事は、幸人が部屋から出てきた~


あたしが振り返るとやっぱり幸人が
いた。


「夕食行こうぜ。

 今日の夕食、あずさの大好きな
 いちごがでるらしいよ~」


あいつが笑顔であたしに言う。


もしかして、これからあたしが
練習する事バレてる!?


いやいや、いくら大好きないちごが
出てくるんだとしても、誘惑には
負けちゃいけない。



「あたしは、いいや。
 
 まだテレビみてたいし、おなか
 すいてないから。 

 幸人、一人で行って。」



よし!!

もうこれで安心だ。


「わかった。

 あとからおなか減っても知らない
 からな」

幸人はそういいながら、部屋を
出ていった。