「あっはっは!ごめんね姉御〜!」




体育祭が全て終わり、片付けをしていると
池田智志がやって来て、
あたしに言った。





「クククク…別にいいんです、そんなことまったく気にしてません。」



「姉御、恐いよ。」



「イヤホントオコッテマセンッテ、フフフ。」



「あ、姉御、オレ今おごりたい気分なんだ、そこのコンビニでプリン買ってまいります。」





池田智志はそう言うと慌てて走っていった。





ホントに怒ってないけど…
ま、いっか!プリン、タダ食い!
よっしゃ!ラッキー!





そんなことを思いながら
ふと顔をあげると、
むこうで斎藤綾香とシマウマ先輩が
二人でグラウンドのコーンを
拾っているのが見えた。





なんでお前ら、いつも一緒なの!?