「へぇ!やっぱり綾香先輩、シマウマ先輩のこと好きだったんだね!」



「ちょ、やめて、泣きたくなるからわざわざ言わないで。」



「で、マキちゃんはどうするの?」



「…は?」



「シマウマ先輩のこと、諦めるの?」





…そういえば、そうだった。



あたしは何のために
このバカげた名前の高校を、
必死になって、死ぬ気で
受験したんだっけ?





そうよ、
シマウマ先輩に会うため、よ!



何をおじけついてるの
赤田マキ(15)!





ライバルなんて、
いたほうが恋愛楽しいって!

高校生エンジョイだって!





つうかあたし
シマウマ捕獲するって、
誓ったじゃない!