そして昼休み…




「さあーいこうかー!」



「…マキちゃん。ノリノリだね。」




「サヤカ!いいこと?年上の女にナメられちゃダメよ!」



「なんか、マキちゃん怖い(笑)」



二人で並んで胸張って歩いて
職員室を通過したあたり、
二年生校舎入り口らへんで
あたしとサヤカは、
妙なガン黒男に声をかけられた。




「ねぇ、そこの二人!一年生だよね?」




「…サヤカ、いこう。」



「うん。」




「ちょっとちょっと!変な奴じゃないって!」



「…なんですか。」



「うわーめっちゃ冷めてるー。」



「…なんですか!」



「いやん!怒んないで怒んないで!」



「…気持ち悪。」



「単刀直入に言おう!サッカー部のマネさんをやってくれないか!!」



「…は?」