そして何も話さず学校に…


え、何ソレ!



並んで下駄箱まで来ると
シマウマ先輩が、



「じゃ、オレこっちだから!」



って……



ええ!?
ちょっ、待って待って!



「あっ、あのっ!教科書拾ってくれてありがとうございました!」


「どーいたしましてっ!じゃあね、ええとマユちゃん?」



さっきから
「マユミ」やら
「ユキ」やら
「アユ」やら
「マユ」やら


シマウマ先輩はどんだけ
女の子の名前には
「ユ」がつくとおもっているんだ。



「…マキです。」



「あ、そっか!ごめん!」