龍也さんは…。
こんな私…嫌じゃないの……?


どうして…。
そこまでしてくれるの…?


迎えに来ない事だって出来ただろうに。
ほっとく事だって…出来ただろうに。


龍也さんは…優しいから……。


龍也さんは車に乗り込み
エンジンをかけると
一樹さんが追い掛けて来た…。


ウィンドウを開くと
重苦しい空気が流れた…。