「…………帰るぞ」
身体へ掛けているシーツを捲くると
服をパサッと私の肩へ放り投げる龍也さん。
「………ダメだよ。私…帰れない…」
「………ふぅん」
首を左右に振って否定をすると
龍也さんはじっと私を見つめ
シーツを身体へ捲くとそのまま
軽々しく私を抱き上げた。
「きゃっ?な、何するの?!私、帰らないって言ってるのにっ」
「……黙ってろ」
低いトーンの声でそう呟くと
足速に部屋を出て行き
外に停めてある車へと座らされた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…