「不安にさせて悪かったな……寝たままでいいから聞いて欲しい…」


結衣をベッドへ寝かせると
シーツを掛けて腰を下ろした。


「俺が美月にお前の事を言わなかったのは、トラブルを防ぐ為で深い意味はない。今日行った所は…一樹の所ではなく不動産だった」


「………そう…だったんだ…」


「不安にさせて悪かった。ちゃんと全部話すべきだったな」


「ううん……話してくれてありがとう」


俺が…回りくどかったんだな。
最初から話してればよかったな。