「今日だって!!一樹さんの所へ行くって言って何処へ行ってたの?!一樹さんがここへ来たんだから!!」
「………結衣…」
ベッドに座ったままの結衣を引き寄せ
力強く抱きしめた。
「…っ…い…や……やめて……ヒクッ…好きじゃないなら…ヒクッ……優しくしないで…」
「俺の気持ち勝手に決めつけんな。好きじゃないっていつ言った?一言も、んな事言ってねぇよ」
腕の中ですっぽり埋まる結衣の身体は
微かに震えていた。
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