私をどうして…。
傍へ置いているの?


記憶のない私が可哀相だから?
行く所のない私が可哀相だから?


龍也さんは何も話してくれなくて。
今だって…私に嘘を付いてまで…。


ねぇ…龍也さんの気持ちが
わからないよ…。
何を考えてるのかわからないよ…。





自室へ戻ると
ドサッとベッドへと倒れ込んだ。


もう…何も考えたくない……。
今日は何もする気になれない…。