「ねぇ、見て見て。サイズがピッタリだったよ。似合う?」


ベロアのワンピースを着たまま
嬉しそうに話す姿を見て
更に胸の鼓動が高鳴る。


「ああ。似合ってる。結衣は白が似合うな……それより……結衣」


「ありがとう。うん?どうしたの?」


「………俺達…出会ってから今まで…凄い遠回りしたけど……これからはずっと一緒に居て欲しい…」


「…………龍也さん…」


「…俺と……結婚してくれないか…?」


「…………え……」


驚いた様に目を丸くさせて
じっと俺を見つめる結衣。