「駄目ぇ…おかしすぎる…笑い、が…止まらないわ」

冴子が私の目の前で、大笑いをしている

お腹に手をあてて、足を開いて笑っている

ミニスカートなのに…生足なのに

ちょっと角度を変えれば、パンツが見えるんじゃないの?

レストランの外で、建物の壁をペチペチと叩いて笑っている冴子の肩を私は見つめていた

「さえこぉ…どうしたらいい?」

私はじーっと冷たい視線を送って、冴子を見る

冴子に、事情を話したのだ

旅行の件

深夜0時までに、抱かれなければ…旅行は断らなくていけなくなる、と

「面白い条件だけど…聖一郎さんも切羽つまっているのね~」

目の端にたまった涙を、指でぬぐった冴子が楽しそうに口を開いた

笑い過ぎよ!

私は真剣に悩んでるのにぃ