「へ?」

「その格好、風呂だろ?」


・・・そういえば


あたし、今


バスタオル一枚なんだっけ?


やば!!


「安心しろ、ガキには興味はない」


焦るあたしとは正反対に冷静に答える先生。


ってかガキって・・

ちょっとそれは失礼なんじゃないの?


「ちょっと」
「幼児体型は母親譲りか」


はぁ??


今コイツなんて言った?


「ちょっと!!」


あたしの言葉を聞かずに勝手に先に進んでリビングへと入っていく。


「これか」


先生が棚から見つけて、懐中電灯のスイッチを押す。


「取り敢えず何か着て来い」


懐中電灯を渡されて、あたしに着替えるように指示をする。


ってか


「家に勝手に入って、一体何を考えてるんですか?」


普通ならこれって空き巣でしょ?


しかもあたしは一緒に住むことを認めたわけじゃないし。


「資料を取りに来ただけだ。すぐに帰る」

「あ、そうですか。だったら先に取りに行って下さい」


そして早く出て行って。