「ただいまぁ」


なんて言っても誰も返事がない。


そうだよね

パパとママは今頃フライト中。



家に帰って誰もいないのは

少し寂しいものがる。



やっぱりなんだかんだ言って

パパとママの存在はとても大きいものだったんだって



いなくなってから気付くあたしは


相当バカだ。




「先にシャワーかな」


玄関で制服のブラウスを脱ぎ、濡れた体でお風呂場へ向かう。



その時、


ゴゴゴゴゴッ!!!



・・・

これはまさしく雷の音。


「マジで?」