「あっ、はい。」 「そう。また家にご飯食べにいらっしゃいね」 「ありがとうございます。」 「何かあったらいつでも頼って? 私は全てお父さんから聞いているから」 全て・・・って まさか一緒に暮らすことも? 「それじゃあまたね」 そう言って理事長はくるりと回って歩き出した。 パパはさくらさんにだけは言ってあるんだ さくらさんも事情を知っているのかな? どちらにしても身近に理解できる人がいるのはとても心強い。