「そんな日が」


本当に来るんだろうか。


いつか

分かり合える日が

互いの気持ちが

俺の気持ちが通じ合う日が



もし来るのであれば


「それが運命の相手ならね」


可愛らしくウィンクをしてから
再び歩き出した。


運命の相手。


今までそんなモノを信じた事がなかったけれど。


今は何故かそれがもしあるなら信じたい。


再び校庭に視線を向けながらそう思っていた。