ベッドの横には


俺の手をしっかり握りながら眠る青山がいた。



そうか


俺に温もりを与えてくれていたのは


青山だったのか。





こんな俺に何故ここまで


「くだらない」


本当にくだらない



眠っている青山を抱き上げて青山の部屋へ向かう。


軽くて

小さなその体に

俺はいつも温もりを与えて貰っていたのか


そう思うと何故だか


心が温かくなった。