「黒崎先生のこと?」

今更謝られたって遅いんだから。

「あぁ。実は一緒に住むのには実は理由があってな。
それで、少し花に頼みがあるんだ」


真剣な顔もカッコいいなんて

そう思うあたしはきっと

ううん、絶対にファザコンだ。


「いいよ?なに?」

「その前にひとつだけ忠告しとく」


真剣な顔をしたかと思ったら

今度は何故か笑顔のパパ。

きっとこんな顔でママのことを
落としたんだろうな・・


「お前、黒崎先生を好きになるなよ?」

「はぁ????」


全く!!

さっきママに言われたのに

今度はパパ??

一体全体どうしたらそうなるのよ?


「大丈夫です、普通にありえませんから」

だけどさすがに二度目は冷静に応えられる。

いや

相手がパパだからかな?


「そうか。それでさっきの話の続きだけど・・」



次から聞いたパパの言葉に

あたしは信じられないほど

動揺してしまった。