「名前は?まだ覚えてないんだ。」
「矢谷李音です。」
私が名前を言った瞬間、松川先生は驚いていた。
「智哉の妹か…」
え?今何て…。
「兄を…知ってるんですか?」
「知ってるって何も兄弟みたいな存在だった。」
思い出した…。
松川先生は、兄のお葬式に居た…。
「そうだ。智哉が李音ちゃんに渡すとか言ってたものがあるんだ。」
「え?何ですか?」
「これ。そういえば、誕生日1月25日だよね。」
「何で知ってるんですか。」
「智哉から聞いてた。」
渡すと言っていたものはイニシャルのペンダントだった。
私は涙を流していた。
兄が死んで以来初めての。
「矢谷李音です。」
私が名前を言った瞬間、松川先生は驚いていた。
「智哉の妹か…」
え?今何て…。
「兄を…知ってるんですか?」
「知ってるって何も兄弟みたいな存在だった。」
思い出した…。
松川先生は、兄のお葬式に居た…。
「そうだ。智哉が李音ちゃんに渡すとか言ってたものがあるんだ。」
「え?何ですか?」
「これ。そういえば、誕生日1月25日だよね。」
「何で知ってるんですか。」
「智哉から聞いてた。」
渡すと言っていたものはイニシャルのペンダントだった。
私は涙を流していた。
兄が死んで以来初めての。