「噂の優美花とどーなん?」
「どーなんって…別に普通だし
あいつ、面白くないんだよねー
顔かわいいから付き合ってみたけど
全然Hなんて、させてくんねーし
俺が本気になるわけないっつの。」
「蓮君、怖いねー」

ガハハなんて笑い声がして

あたしは耳を疑った。
…何言ってんの?


あたしは、走った
何も考えないで走った
悲しみと同時に悔しさが込み上げてきて
家に帰って泣き崩れたんだ

それからだったかな?

男が嫌いになったのは。
そして、男を信じなくなった